ミスターKが君のためにグラディウスの秘密を教えくれる。
ゲームセンターで大人気の「グラディウス」が、ファミコンとして登場。その面白さは、マニア達が夢中になっていたことで証明される。グラディウスがフリーク達の話題を独占するだろう。
(ともかく、ゲームの説明からはじめよう。)
美しい星「グラディウス」は、いま亜時空星団バクテリアンの激しい侵略で、絶対絶命のピンチをむかえている。この危機をすくうため、超時空戦闘機ビックバイパーは暗黒の宇宙へとびたつ。そこに待ち受けているものは、異次元空間とバクテリアンの想像を絶する攻撃だ。グラディウスの運命は・・・・・・。
(グラディウスのスコアーが君の「勇気度」になる。)
このゲームになにより必要なのは、君の勇気だ。つぎつぎと出現する敵や難関を突破するたびに、君は勇気づけられるだろう。やがて、それは自信へと変わる。そこで、注意しなければならないことがある。ただムチャクチャに攻めることが本当の勇気ではない。まわりの状況をしっかり考え、攻める時は攻め、守るときは守ることだ。さぁ〜君の「勇気度」はどれくらいか、チャレンジしてみよう。
(ハッキリ言って集中力のない君には?)
集中力——これは、何をするにも大切なことだ。勉強をするにも、スポーツをするにも、もちろんゲームにも、グラディウスには、特にこの集中力が求められる。とは言っても、長い時間やればいいものではない。これは、かえって逆効果になる、時間を決め、それを必ず守ることが、上達の近道だ。
(スーパー面白ゲームはこうしてつくられた。)
ファミコン用の「グラディウス」は、多くの人たちから、その登場が待たれていた。ゲームセンターでマニアたちに、その面白さが大好評。「はやくファミコン用のソフトを開発してくれ。」との声が日ましに強くなった。「これだけ期待されているからには、一日も早く発売しなければならない」。責任は重大だ。スタッフ一同(プログラム、企画、キャラクター、音楽)は、毎日のようにミーティングを続けた。特に、キャラクター容量が8Kバイトの所を32Kバイトにし、より面白いゲームになっている。開発終了2ヵ月前からは、連日にわたり徹夜になったが、コナミファンによろこんでもらえれば、その疲れも吹っとんでしまう。
ミスターK言う「これだけ苦労を重ねたのだ。グラディウスが面白くないワケはない」。ゼッタイに期待していいゾ。
ワンポイント攻略法を教える。
完全攻略は、君の腕しだいだ。
©KONAMI 1986