妖精の村には謎の塔がそびえ立っていた。昔からその塔には、恐ろしい魔物が住み、妖精をさらってしまうという噂があり、マブーツの塔と名づけられた・・・・・・・・・。ある日、妖精の親子の前に魔物が現われ、母親をさらってマブーツの塔に姿を消してしまった。残された妖精の兄妹「タム」と「リット」は、母親を助ける為に、長老「フォルテン」に会いマブーツの塔の話を聞いた。「おまえたちが母を助けるには、塔の30階まで登るしかない。しかし、あの塔には階段が途中までしかないのじゃ。そこで、おまえたちに、どんなところにも1段だけはしごがかけられる魔法の靴をかしてやろう。ただし、1度に1本ずつしかかけられないから忘れんようにな・・・・・・。」魔法の靴をもらった2人は、父の形見の杖「シーサノモ」を武器に、マブーツの塔へと向かった・・・・・・。
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